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崖っぷち銀行員が語る近くて遠い銀行融資とお金の話

銀行融資やお金に関する記事を書いていきます。

日本人のこれからの投資のあり方

 個人的に、今後5年で我々日本人の資産形成への価値観を大きく変わるのではと期待してます。理由をいくつか紹介します。

 

①コロナショックによる投資ブーム

 昨年3月のコロナショックによる世界同時株安が発生しましたが、現在は株価は1990年代以来の高値が続いており、日経平均株価も3万円の大台を回復するのではないか、という状況です。これと同時に若者の投資ブームが日本だけでなく、お隣の韓国やアメリカなどでも起きています。

 

 

②新たに始まる金融教育

 あまり大々的に知られてませんが、2022年度からの高校の学習指導要領として、高校の家庭科で資産形成の授業が始まるようです。具体的には、投資信託や債券などの金融商品の簡単な仕組みを教えたりするそうです。ちなみに、日本より投資が活発なアメリカでは、高校生から投資について学ぶそうです。

 

 

③老後2,000万円問題

 こちらは知っている方も多いかと思いますが、将来の年金制度の試算では、国民年金だけで生活するのは困難であり、2人世帯の夫婦では2,000万円の貯蓄が必要であるという話です。

 

 

④国際金融センターの香港の衰退

 香港の民主派弾圧による一連の騒動により、今まで国際金融センターとして機能してきた香港から海外金融機関が引き揚げるのではないか、という話です。香港の代わりに日本が国際金融センターとして名乗りを上げています。

 

 

⑤私設取引所の新設

 ネット銀行で有名なSBIホールディングス三井住友銀行が私設取引所を22年度春に開設しようとしています。上場株式の売買は、平日9時から15時までしか行われておらず、それ以外の時間では私設取引所(PTS等)での売買となっております。しかし、私設取引所に参加する投資家は少なく、取引量も日中の10%以下となってます(ちなみに、アメリカでは私設取引所も活発であり、日中の30%ほどの取引があるそうです)。そこで、投資環境を整えるために、新たに私設取引所の新設に乗り出したみたいです。

 

 

 以上の①から⑤の理由から、今後更に日本では資産形成への関心が高まるのではないかと期待してます。実際に銀行の投資信託の販売も好調のようです。

 

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